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哲学科卒のサラリーマンによる戯言~自由及び生の考察~

若手サラリーマンの日常。そして、哲学や思想。

この命、朽ち果てるまで生き延びる

この命を捨ててでも守りぬく!

歴史小説や戦闘漫画でよく聞くセリフだ。
とてつもない覚悟から発せられる一言で、感動シーンとなることも多々ある。

しかし、ぼくは思う。
命はそう簡単に、捨ててはいけないと。
たとえそれが、生死の境だとしても。

どんなに危機的な状況でも、命は必ず守り抜かねばならない。
欲張りに見えるが、この戦闘に勝ち、自分も生き延びる。
これが最も素晴らしい覚悟である。


いかに危機的で困難な局面であっても、選択肢として死を用意してはならない。
命を捨ててでも、と選択肢を用意していれば、生死の境に直面した時にこう思ってしまう。
「命を捨てる覚悟はできている。ここで捨てさろうぞ!さらば、皆の衆」


感動を誘う局面ではあるが、彼は思考停止してしまっている。
生死の境には立っているが、生き抜く方法を早々に諦め、敵の手中に落ちる。
あまりに軽率ではないか?

彼は生死の境に直面したとき、命を投げ捨てる覚悟を決めるべきではない。
彼がすべきは、この窮地から生還する、という決意だ。

死を覚悟した途端、人間は思考停止してしまう。
なぜなら、死の後には可能性がないから。
死にさえすれば、先のことなど考えなくて良いから。

思考を巡らせば自身が生還する方法も見つかるだろう。
生還する可能性が低かろうとも。
生きていれば、次の可能性に遭遇することができる。
つまり、逆転の一手を打つこともできるのだ。
その可能性を捨て命を投げ出すのは、やはり早計だ。
諦めてしまっては、勝てるものも勝てなくなる。

世界より授かった命、自分の勝手な決意でやすやすと捨ててはならぬ。
生き続け、次の可能性を見つけ出す。
そして、困難を打開すべきなのだ。
最後の一瞬まで、生き延びる道を探すべきなのだ。

必要な覚悟はこうだ。
この命、朽ち果てるまで生き延びる!
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[ 2013/08/27 19:52 ] 戯言・メモ | TB(0) | コメント(0)
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プロフィール

智葉 哲三(ちば てつぞう)

Author:智葉 哲三(ちば てつぞう)
自由、幸福な生を主題に哲学します。学生時代はアリストテレスの『ニコマコス倫理学』から幸福を考察した。都内でサラリーマンを始め転勤で新潟へ。まだ若手。日常の出来事なんかも書きます。
連絡はこちらへ tetsuzou.c@gmail.com
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