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哲学科卒のサラリーマンによる戯言~自由及び生の考察~

若手サラリーマンの日常。そして、哲学や思想。

星の数ほど

失恋をした友人が目の前にいる。
そんな時に、このようなフレーズをよく耳にする。

「異性は星の数ほどいるんだ。何もあの人だけじゃない。次の恋を探そうよ。」

前向きな発言であり、失恋している友人も少しは気が紛れるかもしれない。


たしかに、異性は星の数ほどいる。
人生で出会ってきた異性の方が、少数であろう。
まだ出会っていない異性の数だけ、新しい恋の可能性がある。

だが、異性が星の数ほどいるからといって、友人が失恋をした異性は二人といないのだ。
人が失恋をして悲しむのは、これが要因である。

失恋をした時、新たな恋の可能性は励みにならない。
唯一無二な、彼・彼女との恋、それを友人は欲しているのである。

それが実らなかったから辛いのだ。

恋人は異性であれば、誰でもいい。
そんなはずはないであろう。
誰でもいいとしたら、それはワンナイトラブ、その程度の関係を求めているからだ。

誰もが自分の理想的な恋ばかりをできるわけではない。
当然、冒頭の友人のように失恋する人だって、それこそ、星の数ほどいる。

失恋は辛い。
数では覆いきれないほどに辛い。

この辛さを克服できるのは、本人を除いて存在しない。
本人の中で、唯一無二であった異性と決別をする。

星の数ほどいる異性。
それは、具体的な顔を持たない異性。
そのような異性に魅力を感じることはないであろう。
ぼくたちが魅力を感じるのは、顔のある異性なのだから。


とはいえ、失恋をした後には、星の数ほどいる異性から新たな恋人を探し出すわけだ。
具体的な顔を持たない異性が、具体的な顔を持つ異性、そして、大切な異性へと昇華していくのだ。
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[ 2013/12/20 00:15 ] 戯言・メモ | TB(0) | コメント(0)
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プロフィール

智葉 哲三(ちば てつぞう)

Author:智葉 哲三(ちば てつぞう)
自由、幸福な生を主題に哲学します。学生時代はアリストテレスの『ニコマコス倫理学』から幸福を考察した。都内でサラリーマンを始め転勤で新潟へ。まだ若手。日常の出来事なんかも書きます。
連絡はこちらへ tetsuzou.c@gmail.com
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