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哲学科卒のサラリーマンによる戯言~自由及び生の考察~

若手サラリーマンの日常。そして、哲学や思想。

【書評】『日本の人事は社風で決まる』を読んで

「社風」という会社を支配する見えないもの。
その会社の空気のようなものである。
この「社風」の体現者のような人間がその組織で出世をしていく。

概要は以上の通り。
本書では、「社風」の体現者が20年も前から社長になることが決まっていた、というエピソードが出てくる。
この本がいうように、「社風」が社員に与える影響は強い。
「社風」に合致した人が出世していくのだから、「社風」は延々と」受け継がれていく。

だから、出世をするために、「社風」に合わせよう。
というのも一つの手であろう。

ぼくがこの本を読んで一番感じたことは、
取引先との付き合いで、この考えは非常に使えるな、ということ。

「社風」が人事を決めているのだから、採用も「社風」による影響が大きい。
だから、取引先の社員を何名か見て、そこから共通項として導き出せるものがその会社の「社風」である。

新規の取引先の正確をいち早く、正確に察知するために、
「社風」の与える影響を探り出すことが良いだろう。

取引先の「社風」がわかれば、目の前にいる方の大まかな正確も考え方も分かるだろう。

既存の取引先で最も効力を発揮するのは、取引先の担当者が変わったときだろう。
たとえ、担当者が変わったとしても、根底にある「社風」は同じなのだから、駆け引きの強弱はそのまま流用できると考えて良い。

このような「社風」について具体的なエピソードを元に語られている。
これから就職を考えていらっしゃる方、これから転職を考えていらっしゃる方、これから出世を考えていらっしゃる方、全てにお勧めの一冊です。






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[ 2014/06/21 14:17 ] | TB(0) | コメント(0)

孤独

ライブハウスやクラブハウスでおとなしくしていると、
「楽しんでるの?」と問われる。

問われるまでもなく楽しんでいるにも関わらず。

どうやら、ライブハウスやクラブハウスではいわゆる「トランス状態」に陥っていないと楽しんでいるとみなされないようだ。


しかし、音楽を聞くという意味ではトランス状態に陥らない方が楽しめるだろう。
各楽器の奏でる音を、まるでクラシックでも聞くかのごとくに聞き入る。
ライブハウスやクラブハウスでこういった楽しみがあってもいいはずだ。

だが、それでは「ノリが悪い」と言われる。


まあ、クラシック音楽を楽しむのに、ライブハウスの騒がしさを持ち込まれてはたまったものではないので、
その場に適した楽しみ方というのがあるだろう。


さて、クラシック音楽を楽しむような楽しさ。
これは一般的に「個人的な楽しさ」と呼ばれるだろう。
「静かな楽しさ」と言い換えても良い。
一人優雅な気分に浸ることを目的としているのだから。

一方で、ライブハウスやクラブハウスの楽しみ方は「共有する楽しさ」と呼ばれるだろう。
「騒がしい楽しさ」と言い換えても良い。
参加者みんなで騒いで、楽しさを共有する、というわけだ。

一見すると、両者は両極の楽しみのようだ。
だが、全く同じ性質なものであろう。
楽しさを表す態度が異なるだけで、根本は同じと思える。

誰かが言っているが、「楽しさとは孤独なもの」なのである。

「静かな楽しさ」については合点がいくと思う。
なぜなら、基本的には一人で楽しむのだから、「孤独」という性質を受け入れやすい。
たしかに、複数人でクラシック音楽を楽しむこともあろうが、それぞれが自分の世界での音楽を楽しんでいる。

「騒がしい楽しさ」では、その場にいる皆で騒ぐため、一体感が生まれている。
だから、一人で楽しむ、孤独なものとは考えにくい。
しかし、これも孤独なものなのだ。

いわゆる「トランス状態」に陥るのが「騒がしい楽しさ」である。
「トランス状態」に陥っている人は、自分の世界に入り浸っている。
他者と何かを共有する余裕はない。
従って、「騒がし楽しさ」も根本では孤独なものなのである。


楽しさ、というものは一見他者と共有することができるように思える。
しかし、楽しみとは孤独なものなのである。
楽しんでいるまさにその瞬間、これは自分だけの世界なのだ。

楽しさを共有できると思えるのは、自分だけの孤独な楽しみを終えたあと、
思い出を共有するように、他者と触れ合うことができるからだ。


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[ 2014/06/17 20:07 ] 哲学 | TB(0) | コメント(0)
プロフィール

智葉 哲三(ちば てつぞう)

Author:智葉 哲三(ちば てつぞう)
自由、幸福な生を主題に哲学します。学生時代はアリストテレスの『ニコマコス倫理学』から幸福を考察した。都内でサラリーマンを始め転勤で新潟へ。まだ若手。日常の出来事なんかも書きます。
連絡はこちらへ tetsuzou.c@gmail.com
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